テーブル稽古

夕に吹く風が心なしか涼しく感じられる9月。

みなさまこんにちはみつばちです。

 

コンセルピエールのみなさまが公演に、お稽古にと励まれている間

8月も終わり9月、長月(ながつき)となりました。

夜が長いので長月と呼ぶという説があるそうです。

どうりで最近、よく眠れると思われた方も多いのでは。

 

さて、西日本オペラ協会のみなさまは設立50周年記念講演

「フィガロの結婚」に向けてのお稽古に忙しい日々を送っていらっしゃいます。

 

「お稽古」と言ってもいろんなお稽古があるとのこと。

今回は「テーブル稽古」について少しお話しさせていただきます。

 

「テーブル稽古」は「本読み」とも言うらしいのですが

指揮者、演出家の方が来て人物像や人間関係などを説明するところから

始まるそうです。

 

「この人は何歳で」とか「この人とこの人が親子で」・・・ということは

歌い手もわかっているところですが「この人とこの人はあんまり仲が良くない」とか

「この人はこんなことがあって機嫌が悪くなってる」なんていうことを

演出家が「楽譜から読み取り」歌い手の皆様に「伝える」という

作業をするのだそうです。

 

今日、結婚しようというのに、新居の場所を

花嫁に話していない身勝手な「フィガロ」

有能がゆえにちょっとでしゃばりな「スザンナ」

美女に目がない「伯爵」

美女NO1.の地位をスザンナに取られ機嫌の悪い「伯爵夫人」

そして、その人々の人間関係や、思い、状況など。

 

いろんな歌い方を速度を変えたり間の取り方を

変えたりと座ったままでのお稽古でありながら

「そうか、これってそうだよね」といろんな気付きのある

お稽古なんだそうです。

 

いくら立派な楽譜があってそれを読める人が

いなければただ音符が書かれているただの紙になってしまいます。

 

読める人がいても素晴らしいプレイヤーがなければ

その素晴らしさを私たちは聞く事ができません。

 

楽譜に刻まれたいろんな状況や気持ち。

作曲者の考えや意図を読みよりプレイヤーに伝え

プレイヤーはそれを音に、動きにとかえわたしたちに

伝えてくれます。

 

CDをプレイヤーにかければ音の出る生活の中で

実際に「player」どんな動きをするのか、どんな表情なのか

生の音を聞いたらどんなふうに感じるのか。

それを体感するために必要なことは

劇場に足をお運びいただくだけです。

 

西日本オペラ協会、創立50周年記念公演

「フィガロの結婚」

 

みなさまの体と心で感じて下さい。